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状態説明
仁明天皇(在位833?850年)の治世、承和年間(834年?)に鋳造された皇朝十二銭第9番目の銭貨「承和昌宝(じょうわしょうほう)」です。菅原清公が字様を手掛けた本品は、方孔を中心に「承・和・昌・寳」の四文字が時計回りに配された日本古代銅銭の伝統的な様式を持ちます。重量2.2g、直径21mm(大形タイプは23mm)の鋳造銭で、大形・小形の2バリエーションが存在することが知られています。和同開珎(708年)に始まる皇朝十二銭シリーズの9番目にあたる承和昌宝は、律令国家の衰退とともに貨幣経済が停滞し始めた時代の産物で、乾元大宝(958年)が廃止された永観5年(987年)11月25日をもって皇朝十二銭全体が通用停止となりました。平安時代前期の貨幣制度を今に伝える本品は日本古銭コレクションの中でも皇朝十二銭コンプリートを目指すコレクターから特別な評価を受けている一枚です。