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状態説明
天保8年(1837年)から安政5年(1858年)まで約20年にわたって流通した天保小判金です。天保の大飢饉による社会混乱と財政難を背景に、老中・水野忠邦が推進した「天保の改革」の一環として改鋳された8番目の小判で、「保字小判」とも呼ばれています。特筆すべきはその製造技術で、それまでの手打ち製法に代わり初めてローラーを導入したことで表面が均一に仕上がり、茣蓙目の槌目と鮮やかな金色の色付けが際立つ美しい仕上がりが実現しました。表面には桐紋・一両・金座役人後藤庄三郎光次の署名、上下にござ目模様、裏面には元号「保」の文字、光次の花押、金座人と吹所棟梁の極印が刻まれています。裏面の験極印の組み合わせによっては七福小判に分類される個体も存在し、コレクターの間で人気の高いシリーズです。